2017年 07月 25日

日々の些細なこと

日々でおこる些細なことを書いてみる。

近所に1年半前くらいに美容室ができた。建物の中の一室なので、店舗の姿はない。
毎日、その建物の前に黒板が出て来て、それが看板だ。チョークで店の名前も書いてある。

開店したあたり、私はこの看板でドギモを抜かされた。
あまりにもポップ、いや、絵がヘタなのだ。
なので写メを撮りたいといつも思っていた。

ヘタもほどが過ぎるとアートだと毎日感心していた。
それは大真面目で描かれたものなのに、サスペンスホラーのようだったり卑猥だったり。
お客さんに来て欲しいはずの看板がいつも、客の顔が原始人が描いたようなムンクの叫びで恐怖、地獄絵の表情なのだ。

いや、あれはクリスマスのトナカイさきっと。とか、あれは足でなく手なんだよきっと、とか。
あれは殺人現場でなく、綺麗になって大喜びしてるお客さんなんだよとか。
見るこちらの心の低俗を反省させるとてつもない芸術なのだった。

でも、一年半も経てば、絵がそれなりにウマくなり、今は退屈なただのへたくそになってしまった。

残念でならない。あんなインパクトを与える絵はほかにないというのに。

惜しいものをなくした。毎日看板を残念な気持ちで見ている。



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by vich-han | 2017-07-25 01:24 | 呑んだくれの戯言
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