2012年 06月 24日

ジェッ

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もんぺい丼。またわからん顔で寝てるねえ。

キャップかぶってるみたいだよ。ほら。繁華街の自販機にいそうじゃんけ。

e0242030_17385987.jpg今日はひさびさの休み。また明日から仕事と思うとユーツですなあ。
ここを見てる人らは、サンズーヨンズー以上が多いのでもちろん知ってると思いますが、ちょっと昔は大人の会社も子どもの学校も「半ドン」といって、毎週土曜日は昼までそれぞれ本業をやってたんです。

日曜日だけが唯一の休みだったんで、もうね、サザエさんが始まると「まだ遊びたりてないし、もう明日になるやんか」って、8月31日の夜が急にやってきたようにどよーーんとした気持ちになったもんです。

子どももゆとり教育なんて言ってるけれど、もうかれこれずっと大人もゆとり仕事してきたんだなあって身をもって知りますねえ。連休ないと、疲れがとれないナマクラ体になってしまった。

今日は10時に起きたら、あっというまに夕方だ。そして夜がきた。

ああ。明日がくる。

笑いと活気がまるでない会社なので、毎日トホホである。おら笑いがないと酸欠なるだ。



気をまぎらわすために、酒飲みながらチトくだらない話を一席。

小さい頃に我が家はセキセイインコ(Pちゃん♂)を飼っていました。
なついており、部屋に放すと、みんなの肩に順番に飛び乗り、
人間の顔のうぶ毛を優しく毛繕いしてくれたり、まさに我が家のアイドルでした。

あまりにも罪がないケナゲなしぐさに、家族じゅうがインコに夢中で、
Pちゃんが今日こんなことしたあんなことしたと話すとみんな笑顔になったもんです。

たまたまオスだったので、人の言葉をよく覚えてですね、
ラジオのようにずっとしゃべってるんです。

でも人間が根気よく教えたものでないので、
「むかしーむかしージェッ、あるところにおじいさんとおばあさんがジェッ、
ごはんできたよージェッ、どんぶりこーどんぶりこージェッ、
ピロリ!ピロロロロ!ジェッ、」

なんていろんなもんがまじりながら、だんだん言いながら興奮してきて
聞き取り不可能な言語やさえずりを言って、
またジェッ、ジェッ、ジェッ、ジェッ、ジェッ、というんです。
興奮が終わってもジェッ、と最後に切れのいい調子のジェッを言いました。

このジェッが子どものころにマイブームで、言葉につまったり、
言いたいことがわからなくなってしまうようなへんな間があると、
ジェッ、と言っていました。首をややふりかぶってジェッ、です。

誰にわかんなかったかもですが、インコのジェッ、です。

いつのまにか言わなくなったけれど。

いまの会社で、仕事を受けるときに、担当の人に質問に行くと、
あーもう面倒だなあ俺に聞くなよーなんて態度が見え隠れしながら、
どうでもいいよ的な返答を聞くことになることが多い。
おつむが良い人らは判断が苦手らしい。いや責任回避が身に付いてるのか。。

最近、そんなときにジェッ、と心の中で言っている。
マイブーム30年ぶりに再到来だ。
この会話おかしいだろ。と、山のもとになりそうなチリ怒りをこれで解消する。

インコのジェッ、って知ってますか。なんて言うと
このおりこうちゃんの能面揃いの会社では、イエロー救急車呼ばれてしまうだろう。

違和感とはきっとこんなものなのだろう。
幸福は毎日のしょもない笑いの数だと自分は思うがなー

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(写真は数年前まで飼っていたインコ、左。トリノオリンピックのときのダジャレ合成)



「試練を受け入れ、そこから統一をひきだすこと。
もし他人がそれに応えなければ、その違和感のなかで死ぬこと。」
(アルベール・カミュ「手帖」より)

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by vich-han | 2012-06-24 19:24 | 呑んだくれの戯言
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